撮影方法とか

TurnScopeの管理人のYUKIです。
 
ちょっぴり撮影、アップまでの手順をさらしてみます。
ちょっと長くなりますが、サイト形成が一体化してるので、こちらもいっしょくたに。

■カメラ

撮影にはOLYMPUSの一眼デジカメ、E420を使っています。
それまで使っていたデジカメが8年ぐらい前のものだったので、サイトを始める前に購入を決めました。
必要な要素として、リモコン撮影とフルマニュアル撮影が必須と判断していたのですが、コンパクトでは意外と条件に合致するモノが無く、知人の紹介で知ったE420の軽さに惹かれて決めました。
 
購入したのは、ダブルズームキットです。
レンズの知識など皆無なので、とりあえずお買い得な構成を選んだ次第です。
一眼の重い&高いという印象は、この機種でかなり変わりました。
 
撮影の補助として、OLYMPUS Studio 2も使っています。
撮影直ぐで、画像転送とチェックが出来るのは、やはり便利です。
特に回転撮影の場合、カメラに触れずに転送出来るのは結構重要です。
 
RAW現像は、マシンパワーがきついので余り使ってません。(汗)
機能の把握も不十分なので、折を見て色々試してみたいところです。

■撮影環境

照明は先週記述しましたが、室内照明のそのままです。
回転写真の右側に5灯、左側に2灯あります。
 
撮影用の台座はいくつかの組み合わせになってます。
コアの回転台は田宮のものを使っています。

このターンテーブルを、上部にテーブルと同じ直径のアクリル円柱、下部の高さ調整用の発泡スチロールのブロックで挟み込んで台座にしています。
ターンテーブルには、30度ずつに目盛りを刻んでいて、回すポイントがわかるようにしています。
 
背景は、500円ぐらいの大きめのプラボード。
丈夫で適度なたわみが出るので重宝してます。
 
サイト開設初期は、500円ぐらいの塗装用回転台を使っていたのですが、精度が悪く、後の調整でかなり手間どっていました。
今の台にしてからは、回転撮影は相当楽になっています。
耐荷重、安定性のあるターンテーブルは意外と見つけられず、ろくろや製菓子台とかも見たのですが、結局今のもので落ち着いています。

■回転画像撮影

コンテンツの中心になっている回転画像の撮影方法です。
カメラの設定は大体下記のような案配です。

焦点距離は50mm〜70mm前後で三脚を使用してます。
全体がぼけずに写るように絞り気味の設定で、画角は好みの望遠方向です。
 
最初に三脚と台座のみで、ある程度の設定を作ります。その後アイテムを設置します。
アクリル台の上に置くときは、センターに出来る限り精密にあわせるようにしてます。
これがずれると後の補正が大変で、取り直した方が速いぐらいです。
 
三脚の位置決め、フォーカス調整後は、カメラには出来るだけ触れないようにします。
シャッターはリモコン押しで、OPYMPUS STUDIO2で即パソコンに転送。
細部をチェックした後は、30度ずつ台座を回して12枚撮影。
2〜3周撮影して、後で選別します。
 
キャストオフ可能な物は、一度台からおろしてパーツを外した後、慎重に元に戻します。
とにかく、台座とカメラの位置関係が変わるのが禁物なので、一番気を払う場所です。
 
撮影後は、Photoshopに送り込んで角度毎にレイヤー化、バリエーション毎にグループでまとめます。
Photoshopのカラーマネージメントや校正設定は、sRGBプロファイルを使ってます。
不要部分をトリミングして必要であれば位置調整。
キャストオフの有る無し等、2560x1920を12枚x2セットで、メモリ使用量がノートにきつい段階になるので、メモリクリアをかけながらの作業です。
位置の調整後は、リサイズしてPhotoshopのJPEG出力スクリプトを実行します。
その後は、後述のサイト作成スクリプトでHTML化し、回転状態をチェックします。

■フリー画像撮影

自由にカメラを取り回しながら撮影している画像群です。
最近のカメラの設定は、大体下記のような案配です。

40-150のレンズだと、物に寄れないのでレンズ交換です。
焦点距離は30mから42mmぐらいを使用。
三脚を使いながらアングルを変えてどんどか撮っていきます。
 
最初の頃は手持ちで撮っていたのですが、オートフォーカスの精度が甘く、オートフォーカスの後にマニュアルでバリエーションを撮ったりしていました。
が、このズーム域とF値だと、被写界深度が狭く、ピンぼけ画像を量産していました。
 
風邪を引いたときに、手持ちが出来なくて三脚を使い始めたのですが、
その際に、設定を見直し、ISO感度を手持ちの頃の400から100に下げ、シャッタースピードも1/20から1/5に変更しました。
ISO400の画質は厳しかったので、今の設定で多少マシになったと思います。
 
照明とアイテムとは距離があり、撮影用としてはやはり照度が足りないのですが、うまい追加照明が構成出来ずカメラ側で対応しています。
反面、三脚をちょこまかと動かす必要があり、撮影時間はどんどん長くなっています。(汗)
 
撮影後は選別して、Photoshopで加工、補正をかけます。
必要なカットでまともな写りのものが無ければ、追加撮影。
加工データをPSDで保存し、一通りそろった後に、スクリプトでJPEGを出力。

■サイト更新

撮影とはちょっと毛色が異なりますが、サイト更新作業の方です。
コンテンツページは、ブログで作らず、全てベタのHTMLで作成しています。
 
サイトを作ると決めたときに、それなりの数のアイテムをまとめるつもりでしたし、その場合に回転画像の制御用のJaveScriptの埋め込みや、デザイン修正、情報修正、リストページの生成を全て手作業でやると、しんどいことは目に見えていたので、即席で数パターンのテンプレートからHTMLを作るスクリプトを作成しました。
 
エクセル管理のデータと、それに対応するフォルダに画像を準備しておけば、サムネイル画像の作成や単体HTMLの作成、リストページの再構築、トップページの更新情報の追加が、スクリプトの実行で行われます。
 
スクリプト言語はpythonを使っています。
このサイト作りで初めて使いましたが、コーディングはかなり楽でした。
もっといろんなところで使ってみたいですね。この言語。

出力されたHTMLのチェックがすめば、FFFTPでミラーリングアップロード
データ、コードの管理にTortoiseSVNを使っているので、作業完了後にコミット。
バックアップにもなるので、便利ですが、加工データはサイズがでかくて、意外と時間がかかります。

■最後に

アップロード後、ブログに更新情報の追加。
1アイテム当たり、トータルで2.5〜3時間ぐらいの作業量になるので、もっと削りたいです。
とくに、フリー撮影が時間的に厳しく、もっとスクリプト化して作業時間を減らさないと、ちょっときついです。

また、個人的には、もっとマクロ撮りのしやすいレンズが欲しいなぁと思ってたりもしますが、選択肢が余り無くて、お値段もはるので・・。(汗)
 
とかく全てが我流なので、無駄っぽいところの改善点や、撮り方の助言など頂ければ幸いです。

【2008/07/12 22:49】